マブハイフィリピン

フィリピン生活の日々の記録

しくじり先生 その2

ルイスがB2に連絡を取りBLを返す様に言うがブローカーがどうのこうの言って話をはぐらかすしブローカーに連絡いれるもボスが不在で分からないと言う始末。


しまいにはその知人のペルー人もグルなんでは?と、疑い怒り大爆発のルイス。

そんな感じでコンテナが陸揚げされ1週間前程すると日本のコンテナをブッキングした業者からペルー人の会社に連絡がありコンテナを取りに来ないがどうなってるんだ!とフィリピンサイドのブッキング先の業者から連絡が入りペルー人も困り心頭。


どうやらペルー人の会社にも日本のブッキングした会社からペナルティーが課せられるかもとペルー人も焦りだした。


更にコンテナを1週間以上取りに来ないと1日、1,500p保管料がかかりだすと日本サイドのブッキングを頼んだ会社からペルー人の会社に連絡が入る。


もー、スゲーめんどくせー状態に。


思い出しながら文章にすんのも面倒だ。


結果拉致があかないからブローカーの事務所にルイスとスタッフのディックさん(15年程前に5〜6年日本に出稼ぎに来ていたので日本ペラペラ)と3人で乗り込む事にした。


行くといつも居留守を決め込んでいたボスもいてディックさん経由で色々話しをしているうちにルイスの顔は次第に怒り顔に変化していき、

遂に耳と鼻から煙が出る位に大爆発した。


スペイン語で何やら怒りをブチまけ出し大声で怒鳴り始め、それを見ていた俺に迄怒りが伝染し、ルイスの話が途切れた時にいてもたってもいられず俺もキレた。


「たいがいにしときやいよゴルァー!」


ボスの近く迄歩み寄り、首を上下に振りながら(その様は赤ベコのように) 斜め右に斜に構えブリブリに博多弁で文句を言ってやったら、事務所にいるフィリピン人達は皆ポカーンですよ。


それを見ていたルイスも追加爆発でまたスペイン語で文句を言いだした。


俺はひとしきり大声で文句を言ったのでスッキリしまるで賢者タイムのようにリラックスしてルイスの長いスペイン語講座を聞いていたら、何やら事務所のフィリピン人スタッフ同士がアイコンタクトをしているのに気がついた。

まだルイスが喋ってる最中に後ろから、


カシャッ、カッシャーンて音がした。


パッとディックさんの顔に目線を向けるとディックさんの顔が今までに見たこと無いような表情になって固まっていた。


事務所の空気が凍りついた気がした。



つづく。